トニーの弟バリー・ブザン
トニー・ブザンの弟バリー・ブザンも,マインドマップの開発には深く関わっています。
トニーが教育の現場での活用をメインに考えている一方で,バリーは自身の仕事の現場での活用を主にしていました。
大量の情報を整理しまとめること,講義・スピーチ内容を考えること,次の本の執筆内容を考えること…こういったことにマインドマップを活用してきました。
多くの人から「その若さで,なぜそれだけの業績を残すことができたのか?」と問われるほどだと言います。
マインドマップに概要をかき出すと,要点の相互関係が一目瞭然になる。頭の中で思考する過程と,それを言葉にして紙に書くプロセスの中間段階として,マインドマップはことのほか便利だったのである。(『新版 ザ・マインドマップ』序章)
ここに引用した文のように,バリー・ブザンにとって,思考ツールとして欠かせないものがマインドマップだったということです。 旧版,新版を問わず,『ザ・マインドマップ』を出版するに当たって,トニーはバリーと真剣かつ頻繁に意見交換をし,さらにより良い物に練り上げていったそうです。マインドマップの誕生,発展にはバリーの存在が非常に大きな物だったのがよくわかります。
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参考図書『新版 ザ・マインドマップ(R)』