読んだ本を記録する
本を読んだとき,その中で印象に残ったこと,良かったと思ったこと,これは記録しておきたいと思ったこと…そういったことをどう残すかというのは結構悩むところです。
私はほとんど読みっ放しだったのですが,マインドマップを使うようになってから,読んだ本の記録を残すようになりました。
ここでは2冊,ご紹介しましょう。
『嫌われる勇気』(岸見一郎・古賀史健/ダイヤモンド社)
マインドマップ講師仲間から勧められて読みました。
その後,ベストセラーでどんどん売れていてビックリしました。
実際,それだけ売れるのも納得できます。
私も,引き込まれるように読んで,数時間で読了してしまいました。
この本は,心理学の三大巨頭の一人とされながら,日本では他の二人(フロイトとユング)ほどには注目されていない…と表紙裏で紹介されているアドラーの考えを,分かりやすくまとめた一冊です。
ソクラテスの教えをプラトンが残したように,岸見先生の考えを古賀氏が分かりやすく対話形式にまとめています。「トラウマで人生は縛られない」ということを言われたら,誰でも「ええ!そんなことはない。現に私は苦しんでいる」と思うはず。そういう,いわば素直な反応をする若者と,それでも懇々と考えを伝える哲人との対話は,こういった分野の本を読み慣れていない人にも入りやすいんではないでしょうか。
この本をマインドマップにまとめるにあたっては,「今この瞬間にスポットライトを浴びよ」という考えをセントラルイメージにしました。
『嫌われる勇気』ってどんな本だったか…というのは,このセントラルイメージを見れば思い出せるようになっています。
『この1冊ですべてわかる コーチングの基本』(鈴木義幸監修,コーチ・エイ著/日本実業出版社)
昨年末にちょっと「コーチング」に興味をもち,いくつか基本書などを読み始めました。
コーチングは悩み事相談のための技術ではありませんが,その人の本当に達成したいと思っている目的を聞き出し,顕在化して,それに向かって目標を設定し,そこまでどうやってたどり着くか…その歩みを応援,支援していくもの…と理解しました。
それがセントラルイメージになっています。
この本は,基本的な考え方,背景,スキルについて一通りのことがまとまっているので,実に分かりやすく,全体像をイメージするのに役立ちました。
「コーチング」ってどういうものだったっけ?と思ったときに,本を直接読み返さなくても,この1枚に必要なことだけは書き出したので,ほぼ事足りるのではないかと自分では思っています。
活用例インデックス
To Doリストの作成
事務作業の段取りを確認する
カリキュラムを作る
研修プランを作る(プレゼン準備)
プレゼン資料(iMindMapの威力)
英単語マインドマップ
読書マインドマップ
セミナー記録メモ(ノート・テイキング)
生活習慣を変える(禁煙にチャレンジ)
旅行の計画と記録
映画を見た記録