マインドマップに関して,よく尋ねられることをピックアップしてみました。
文字だらけの情報にうんざり…という方は,これをまとめたマインドマップをご覧ください。
Q マインドマップって何ですか?
Aマインドマップは,イギリスの教育と脳の専門家トニー・ブザンが開発したもので,脳の自然な働きにそったノート術と言えます。ただ,そこに現れているものは,ただのノートスキルだけではなく,思考そのものを見える化したものでもあって,マインドマップは優れた思考法そのものでもあります。
Q どんな特徴がありますか?
A マインドマップを見ると,まず真ん中に絵があって,外側に向かってうねうねと,神経のような血管のようなものが伸びているのがわかると思います。
この真ん中の絵を「セントラルイメージ」と呼びます。そのマインドマップのテーマ,トピックを象徴するものを絵で描きます。外側に向かってうねうねと伸びているものはブランチと言います。
それらのイメージもブランチもたくさんの色が使われて,全体的にカラフルなのに気づくでしょう。また,文字だけでなくイラストやアイコンもあちこちにちりばめられています。
カラフルで,イメージをふんだんに使い,中心から外に向かって伸びていく。これがマインドマップの特徴です。
Q マインドマップは誰にも描けますか?
A はい,子供から大人まで,使う人を選ばないのがマインドマップの最大の特徴です。
まだ文字が書けない子供でもイラストでマインドマップが描けます。大人なら,仕事用と私用とどんな場面でも活用することができます。
Q 絵が苦手なんですけど…不安です。
A ご心配なく。誰もがみんな芸術家…とトニー・ブザンは言っています。簡単なイラストは,本当に誰でも描けるのです。「絵が苦手」という意識が強すぎるだけだったりします。私のセミナー(基礎講座)では,ちょっとしたコツをご紹介して,一緒に練習する時間も設けています。みなさん楽しく描いていらっしゃいます。>>「受講生の声」で感想を見てみよう
Q マインドマップはどんなことに使えますか?
A マインドマップは,子供から大人まで,誰もがどんなことにも使える,万能ツールです。 ナイフ,缶切り,栓抜き,ドライバー,ペンチなどなど様々なツールが1つに束ねられたスイス・アーミーナイフに例えられることがありますが,まさにその通り。ビジネスからプライベートまで,様々な場面で使うことができます。
ビジネスの現場では,企画書作成や会議録,事務処理マニュアルなどが考えられます。
プライベートの場面では,家族旅行の計画や記録,日記,読書や映画の感想を描くのに使えます。生活習慣に関して,禁煙計画,ダイエット計画などにも有用です。
勉強・学習の場面は,マインドマップが最も得意とするところです。授業・講義の記録(ノート・テイキング)やテキストなどのまとめ(ノート・メイキング)では,記憶すること,理解すること,整理すること…といった要素がマインドマップを描くことで有機的に繋がります
Q 落書きみたいなマインドマップを職場で描くのは抵抗がありますが…
A もしマインドマップの欠点をあげろと言われたら,「遊んでいるように見られる可能性はある」と答える講師は多いかもしれません。確かにモノトーンで,直線的な資料に満ちた職場の中では,カラフルでうねうねとしたブランチの広がるマインドマップは,真剣に仕事に取り組んでいるとは思われにくいこともあるでしょう。
そういう場合,例えばパソコン(あるいはタブレットやスマホ)でマインドマップを描くことができる「iMindMap」を使うことも有効です。非常に手書きに近い感覚でマインドマップを描くこともできますし,Word,Excel,PowerPointといったソフトへのエクスポートも可能です。>>iMindMapについてはこちらもご覧ください。
このページの情報を1枚のマインドマップにまとめたものを用意したのでご覧ください。
文章を長々と読まされるのと,マインドマップでまとめたものを見比べてみてください。