ノートの三大スタイル
わたしたちは,小学校に入学して以来,たくさんのノートを使ってきました。
授業や講義を記録したり,教科書などをまとめなおしたり,用途はさまざまだったでしょう。
しかし,そのスタイルを見てみると,おおよそ次のどれかに当てはまるだろうとトニー・ブザンは言います。
1 文章・物語形式:伝えたいことのすべてを文章で記述する。
2 リスト形式:アイディアが浮かぶたびに,それをかき止める。
3 概要形式:カテゴリー(分類上の区分)別に記述し,数字やアルファベットを使って階層化する。
トニーが訪問した世界中の教育機関や企業で例外なく使われていたと言います。被験者の95%以上が,この3つのスタイルのいずれか,あるいはこの3つの要素を組み合わせたスタイルでノートを書いているとしています。
「従来型」ノートの特徴と欠点
この3つのスタイルを,総称して「従来型」と呼びましょう。
この「従来型」ノートの特徴は,
・文単位で書かれていることが多い
・上から下,あるいは右から左など一方向性
・たいてい黒か青のペンで書かれることが多くモノトーンである。
※色があるとしても赤線と蛍光ペン1色が加わる程度
といったことが挙げられるでしょう。
そのため,これまでのノートは
・キーワードが目立たない
・記憶しにくい
・膨大な時間を要する
・脳が退屈する(モノトーンだから)
欠点が生まれてしまいます。
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